クラウドコンピューティング全国大会 課題紹介

クラウドコンピューティング全国大会の出場者はどのような課題に取り組んでいるの?
という方向けに課題を紹介したいと思います。

第3回クラウドコンピューティング全国大会では、以下の競技課題を実施しました。

タスクの概要は以下の通りです。
競技開始時に配布された Web アプリケーションを AWS と呼ばれるクラウドサービス上で動かし、Web サイトを公開します!3 時間という短時間でWeb サイトを公開する必要があるため構築スピードが求められます。
↓実際の問題文抜粋

ただ、Web サイトを公開するだけでなく、セキュリティ・信頼性・パフォーマンス・運用性を意識してシステムを作成します。

セキュリティ・・DDos攻撃への対処、データベースの認証情報の管理方法、暗号化、適切なネットワークの到達性

信頼性・・ロードバランサを使用した負荷分散、メトリクスをもとにしたサーバーのオートスケーリング

パフォーマンス・・サーバの適切なスペックの設定、最新の機能アップデート情報の把握

運用性・・システムを監視するダッシュボード作成、バックアップの自動取得
↓運用性要件の実際の問題文です。このように記載されている要件を満たすようシステムを作成していきます。


最後に、システムが完成したら、採点者に自身のシステムを説明するためのレポートを作成します。
採点は、課題文に記載された要件が満たされているか。AWS ベストプラクティスに準拠しているか。などの観点で実施されます。

第3回クラウドコンピューティング全国大会では、以下のような Web サイトに入力されたテキストを感情分析する機能を模したWeb サイトの公開を行いました。


上記のような、Web サイトを以下のような AWS サービスを使用したシステム構成(例)で作成します。



いかがでしょうか?課題のイメージは沸きましたか?
ぜひ、次回開催される全国大会に参加をして課題にチャレンジしてみてください!!